病院に入院するとさまざまな私物を病室に持ち込むことになります。
私物の管理は基本的に患者さん自身がおこないますが、
看護師などのスタッフの責任が問われるシーンが発生することもあるでしょう。
この記事では、患者さんが私物を上手に管理してもらうポイントと
リスクマネジメントを解説します。
私物をなくしがちな患者さんも多いと認識する
病院には、さまざまな方が入院します。
意識がはっきりしていて自分の身の回りのことが
問題なくできる患者さんがいる一方で、
私物の管理が難しい患者さんもいます。
「私物の管理は患者さん自身でしてもらう」という決まりであっても、
スタッフの責任を追及されるときもあるでしょう。
患者さんによっては窃盗の疑いがかけられることもあります。
そのため、患者さんの私物に関しては職員も気を配り、
対応に一定の注意を払っておきましょう。
特に、患者さんのベッドに近づくことの多い看護師、
看護助手、清掃スタッフは注意が必要です。
病院には、さまざまな方が入院します。
意識がはっきりしていて自分の身の回りのことが
問題なくできる患者さんがいる一方で、
私物の管理が難しい患者さんもいます。
「私物の管理は患者さん自身でしてもらう」という決まりであっても、
スタッフの責任を追及されるときもあるでしょう。
患者さんによっては窃盗の疑いがかけられることもあります。
そのため、患者さんの私物に関しては職員も気を配り、
対応に一定の注意を払っておきましょう。
特に、患者さんのベッドに近づくことの多い看護師、
看護助手、清掃スタッフは注意が必要です。
患者さんの私物に関してトラブルにならないための
リスクマネジメント
患者さんの私物に関してトラブルやクレームに発展しないためには、
以下のようなリスクマネジメントが有効です。
- 患者さんの私物の一覧表を作る
- 患者さんの私物への記名を徹底してもらう
- 紛失情報をスタッフで共有する
- 忘れ物、落とし物の取り扱いに注意する
全ての記名が難しい場合は、
補聴器などの高価なものや共有冷蔵庫に入れておくものだけでも
やってもらいましょう。
また、高価な物を病室に持ち込まないようにしてもらうことも有効です。
たとえば、紛失しやすいアクセサリー、小物類、電子機器類は
可能な限り持ち込み禁止にするか、
意識レベルの高い患者さんしか持ち込めないようにします。
このほか、院内に個人用の金庫などを設け、そこに入れてもらいます。
ナースステーションでのお預かりは、
トラブルの基になるため原則禁止するのがおすすめです。
なお、私物がなくなったと訴える患者さんには
「よく探してみましょう」と突き放すのでは無く、
短時間でも一緒に探してあげるなどしてください。
このほか、なくしたものの情報を院内で共有して
見つけやすい環境にすることが重要です。
まとめ
私物の管理はどの病院でも頭を悩ませる問題です。
しかし、「私物の管理は患者さん自身で」で
何もかも済ませてしまうと、クレームに発展しがちです。
できる限り、患者さんの気持ちに添って対応する方法を考えましょう。
出典:「どんな患者さんからもクレームがこない接遇のルール」