情報共有の重要性
カスハラを防止するためには、医療者側だけでなく患者さんにも、情報を共有する必要があります。
患者さんの情報を共有するための方法
情報を共有する方法として、小冊子を作成して配布するのは、いかがでしょうか。以下は小冊子を作成する手順です。
手順1
医療機関として、「患者さんに対してどのような診療を提供したいか」を目標として作成します。
手順2
目標が作成できたら、その目標を達成するために、以下をそれぞれ列挙します。
- 「私たちが行動すること」
- 「患者さん家族へのお願い」
それぞれ3項目ずつ記載します。もし3項目でまとまらない場合でも、多くても5項目までにしましょう。
表紙例:「患者さんに分かりやすく」

表紙に記載する例として、以下の文言を含めることを検討してください。
- 地域の皆さんと共存するために
- 地域の皆さんに必要であり続けるクリニックであるために
本編例:「私たちが行動すること」および「患者さん家族へのお願い」
私たちが行動すること
- 来院された方はもちろん、地域の皆さんの声をお聞きし寄り添った診療を行います。
- 疾患や診療においての不安について、お話を丁寧にお伺いします。
- 至急の点があると思われる場合や要望がある場合は、遠慮なく職員にお伝えいただくか、備え付けのご意見箱に意見を入れてください。
患者さん家族へのお願い
- ご来院の方が多く混み合う場合は、譲り合って診察をお持ちください。
- お体の状態によって、順番が前後する場合がありますのでご了承ください。
- ご希望や要望を職員に伝える場合は、他のご来院の方に配慮ください。