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病院のスタッフが身につけたい患者さんへの案内方法を詳しく解説!

今日は病院内における
廊下やエレベーターにおける基本的な案内方法を解説します。

病院のスタッフが患者さんやご家族に行う案内対応がそのまま病院の評価につながってしまうことは少なくありません。

 

病院の案内方法と接遇やマナーを身につけるために、ぜひ本記事を参考にしてください。

 

 

病院の廊下を案内するときは

病院のスタッフが身につけたい患者さんへの案内方法を詳しく解説!

病院の廊下を案内する方法はこちらです。

 

  1. 患者さんの1歩、2歩斜め前方を歩きます
  2. 患者さんが廊下の真ん中を歩くよう誘導します
  3. 患者さんの歩くスピードにあわせます
  4. ほかの患者さんとすれ違う際は、軽く会釈をします。狭い廊下では道を譲ります

 

案内のときに、「こちらを右に曲がります」などと進行方向を伝えるとより親切です。

段差のある廊下では、「足元にお気をつけください」と一声かけましょう。

体を患者さん側に少し向けながら案内をすると、患者さんに圧迫感をあたえずにすみます。

 

転倒のリスクが高い患者さんへは、車いすの使用も考えられます。

ただし、「転倒の危険があるので、車いすを使用しましょう」といった伝え方では、
相手の自尊心を傷つけてしまうかもしれません。

 

案内中に患者さんに疲れがみえたら、
「当院には車いすのご用意もございます。よろしければ利用されますか?」
患者さんに選んでいただくと、自尊心を傷つけずにすむでしょう。

病院案内でエレベーターを利用するときは?

病院のスタッフが身につけたい患者さんへの案内方法を詳しく解説!

エレベーターを利用するときは、以下の流れで行いましょう。

 

  1. 患者さんよりも先に乗り、操作盤の前に立ちます
  2. 操作盤の「開く」ボタンを押すか、ドアが閉まらないように手で押さえます
  3. エレベーター奥の上座に患者さんを誘導します
  4. 到着したら、操作盤の「開く」ボタンを押すか、ドアが閉まらないように手で押さえます
  5. 「こちらでございます」「どうぞお降りください」と声をかけ、先に降りてもらいます

歩行が不安定な患者さんに対しては、乗り込む際も降りる際も、先に誘導します。

安全が確認できてからドアを閉めましょう。

病院の応接室に案内するときは?

病院のスタッフが身につけたい患者さんへの案内方法を詳しく解説!

患者さんやご家族を、応接室や会議室に案内する際の案内方法はこちらです。

 

  1. ドアをノックして、中に誰もいないことを確認します
  2. 押して開くドアの場合、自分が先に入ります
  3. 中に入り、ドアが閉まらないように手で押さえながら、「どうぞ」と患者さんを誘導します
  4. 手で応接セットの方を示し、「こちらにおかけください」と案内します
  5. 「すぐに担当の者がまいりますので、しばらくお待ちください」と伝え、一礼してから退室します

 

外開きのドアの場合は、自分がドアを開き、「どうぞ」と患者さんを先に誘導します。

 

上座と下座を確認しよう


応接室や会議室では、出入口から一番遠い席が上座になります。

反対に、出入口から一番近い席が下座です。

 

エレベーターでは、出入口から一番遠い場所が上座になります。

下座は、エレベーターの操作盤の前の位置です。

 

タクシーでは、運転席の真後ろの席が上座です。

自動車の座席の中で一番安全な場所に当たるためです。

下座は、助手席になります。料金を支払ったりするのに便利なためです。

 

患者さんやご家族を案内するときは、上座と下座に気をつけて誘導を行いましょう

病院のスタッフが身につけたい患者さんへの案内方法を詳しく解説!

最後に・・・

病院の案内に真心がこもっていると、患者さんやそのご家族は病院を高く評価します。

 

「接遇やマナーが細かい点まで行き届いている病院だ」と感じると、
「病気の治療にもしっかり取り組んでくれるだろう」と評価してくれるのです。

結果、スムーズな受診につながります。

 

ちょっとした気配りを積み重ねることは、患者さんの信頼感獲得にもつながるのです。

 

ぜひ、本記事をこれからの病院案内の参考にしてください。

TAKUMI

プロフィール文章

業界経験10年以上の元介護士です。一般大学卒業後、福祉の専門学校に入り直し福祉の道へ。「介護福祉士」と「社会福祉士」の国家資格を所持し、介護士と生活相談員の兼務経験もあり。現在は専業ライターとして、主に転職メディアと医療・介護メディアでコラムを担当しています。

写真は、私のライター活動を応援するために、
娘ががんばって書いてくれた似顔絵です。

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