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病院の看護師が身につけたい接遇やマナーをご紹介

今回も、病院の看護師が身につけたい接遇やマナーについて、
具体的にご紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

病院の看護師が身につけたい接遇やマナー:その①身だしなみ

病院の看護師が身につけたい接遇やマナーをご紹介

高品質な医療サービスを提供したり適切な言葉づかいができても、
身だしなみがくずれていると、患者さんが不快に感じるおそれがあります

 

患者さんやご家族への印象を良くするために、以下の3つのポイントに気をつけましょう。

 

  • ヘアスタイル
  • メイク
  • 服装

 

看護師のヘアスタイル

ヘアスタイルでは、明るすぎるカラーや個性的なカラーは避けましょう。

おじぎをした際に、
前髪が目にかかるくらい長ければサイドに束ねておくのがおすすめです。

 

男性の場合は、
髪にカラーは入れずに誠実な印象をあたえる黒髪にしましょう。

前髪は、目にかからない程度の長さにすると
患者さんに清潔感をあたえます

 

看護師のお化粧

看護師のお化粧はナチュラルメイクを心がけましょう。

肌の毛穴やニキビ跡、色のムラなどを見せないように
ファンデーションを薄くつけるのがおすすめです。

また、病気や疾病を抱えている患者さんに元気をあたえられるように、
ベージュやオレンジといった明るめのカラーを選びましょう。

 

男性の場合、無精髭に気をつけてください。

病院では、マスクを着用することが多いため、
口元を見られる機会は少ないかもしれませんが
休憩時間などに電気シェーバーで整えておくと
とっさのときに患者さんやご家族に不快な思いをさせずに済みます。

特に夜勤後は、どうしても髭も伸びがちになるため、整えておきましょう。

 

看護師の服装

ユニフォームに消毒液などによるシミがないか、
定期的にチェックします。

シワや汚れシミも、気がついたらクリーニングを利用して消しておきましょう。

 

名札は原則として左胸につけるのがマナーですが、
職務に支障がある場合は、一時的に外したり他の目にとまる箇所に設置しておきます。

 

気分転換に香水をつけたい方もいるかもしれませんが、
病院には体調が悪い患者さんがいます。

中には、においを敏感に感じとり不快感を覚える患者さんもいるため、
プライベートな時間に香りを楽しみましょう。

病院の看護師が身につけたい接遇やマナー:その②挨拶

病院の看護師が身につけたい接遇やマナーをご紹介


「おはようございます」「お大事に」といった挨拶は接遇の基本ですが、
声のトーンや表情に気をつけると、
より患者さんに好印象をあたえることができます。

 

挨拶では声のトーンにも気をつけよう


病気や障がい、加齢による難聴によって
挨拶を聞き取りにくい患者さんも存在します。

挨拶を行うときは、ハッキリと高すぎず低すぎない声のトーンを心がけましょう。

 

また、語尾にも注意が必要です。
「そうですねー」と語尾を伸ばしたり「だと思います…」と語尾をにごしてしまうと、
不快に感じる患者さんや不安を覚える患者さんもいます。

そのため、語尾を伸ばさないように注意するほか、
不明点は「確認してきますので少々お待ちください」と一言伝えましょう。

 

笑顔を挨拶に取り入れると好印象

検査の終わった患者さんに、「お疲れさまでした」と声をかける際、
目を合わせて笑顔も心がけます。

「病気が見つかったらどうしよう?」と不安を感じている方も少なくないので、
柔らかな表情を見るだけでも患者さんはホッと安心します。

 

「こんにちは」といった日常の挨拶に笑顔を取り入れるだけで
印象はぐっと変化しますので、ぜひ日頃の表情にも気を配ってみてください。

 

終わりに

病院の看護師が身につけたい接遇やマナーをご紹介してきましたが、
いかがでしたでしょうか。

次回は、接遇教育について解説いたします。

入社間もない看護師の方やスタッフを教育する方、
病院に接遇を取り入れたい担当者の方は、ぜひ次回もご覧ください。

TAKUMI

TAKUMI

プロフィール文章

業界経験10年以上の元介護士です。一般大学卒業後、福祉の専門学校に入り直し福祉の道へ。「介護福祉士」と「社会福祉士」の国家資格を所持し、介護士と生活相談員の兼務経験もあり。現在は専業ライターとして、主に転職メディアと医療・介護メディアでコラムを担当しています。

写真は、私のライター活動を応援するために、
娘ががんばって書いてくれた似顔絵です。

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