クレーム対応・危機管理

新人教育

1分でわかる!あなたのコミュニケーションスキルは上手・下手?

皆さんもご存知のように、

コミュニケーションが下手な看護師は仕事がなめらかに進みませんし、

業務に支障がでることもあります。

コミュニケーションが下手だと、

医療者間だけでなく患者さんとの信頼関係にも影響がでてしまいます。

本記事では、1分であなたのコミュニケーションスキルが上手・下手かを

チェックできます。

後半はチェック項目ごとの注意点も紹介します。

あなたのコミュニケーションスキルを見直すきっかけにしてださいね。

やってみよう!コミュニケーション・チェックリスト

まずは、あなたの日常のコミュニケーションについてチェックしてみましょう。

 

  • 1.スタッフと話をするとき、どちらかと言えば自分の方が話す割合が多い
  • 2.いつも指示していることができない道理はないと考えている
  • 3.スタッフは自分の考えを理解している
  • 4.自分の都合でスタッフとの約束を変更することがある
  • 5.スタッフの前で上司や病院の批判をする
  • 6.指示したことができないのは、スタッフの能力が低いからだと思う
  • 7.新しい提案は、否定することから始めることが多い
  • 8.スタッフに対して「上司も言っているので」という言い方をよくする
  • 9.酒席で、説教をよくする
  • 10.スタッフにやり方を教えるより、自分でしたほうが早いと思う

 

あなたはいくつ当てはまりましたか?

 

半分以上当てはまっていた方。

あなたは、職場で人間関係がギクシャクするコミュニケーションをしているかもしれません。

見直そう!あなたのコミュニケーション

職場でのコミュニケーションは、仕事を円滑に達成するためのもの。

どんなに優れている人でも、

一人でできる業務には限界があります。

患者に最善の看護をするためにも、

コミュニケーション下手ではいけないのです。

 

先ほどのコミュニケーション・チェックリストを振り返ってみましょう。

それぞれの項目で注意点を解説していますので、

日常のコミュニケーションの見直しに活用してください。

 

1.スタッフと話をするとき、どちらかと言えば自分の方が話す割合が多い

スタッフのスキルや考え方を知るためには、

スタッフの考えていることやどの程度理解しているかを知らなければなりません。

ついつい自分のことばかりを話したくなりますが、

意識して相手の言葉に耳を傾けましょう。

2.いつも指示していることができない道理はないと考えている

スタッフは一人ひとり違う考え方を持っています。

あなたと同じ考え方の人は一人もいません。

そのため、自分の指示通りには動かないのです。

何度も何度も指示を出さなければならない人、

理解するまでに時間がかかる人…さまざまです。

あなたはその特性を理解してコミュニケーションをはかり、

根気よくかかわっていくようにしてください。

スタッフは一人ひとり違う考え方を持っています。

あなたと同じ考え方の人は一人もいません。

そのため、自分の指示通りには動かないのです。

何度も何度も指示を出さなければならない人、

理解するまでに時間がかかる人…さまざまです。

あなたはその特性を理解してコミュニケーションをはかり、

根気よくかかわっていくようにしてください。

3.スタッフは自分の考えを理解している

スタッフはあなたと同一の思考をしているわけではありません。

理解しているほうが難しいです。

理解するために、コミュニケーションは重要な手段です。

相互に理解するコミュニケーションを目指しましょう。

 

 

4.自分の都合でスタッフとの約束を変更することがある

スタッフに対する甘えと、あなたのおごりが招く行動です。

スタッフはあなたに対して”何か言ってくる”ことはないでしょうが、

相手の立場に立つととても迷惑な行動です。

 

5.スタッフの前で上司や病院の批判をする

あなたがスタッフの前で上司や病院の批判をすると、

スタッフは誰に従うべきか混乱します。

スタッフが団結して働くためにも、できるだけ避けたい行為です。

 

6.指示したことができないのは、スタッフの能力が低いからだと思う

低いのはスタッフの能力ではありません。

あなたの指示の出し方、指導が悪いのです。

スタッフとよく話し合いましょう。

「指示したことができない理由」を客観的に把握し、

スタッフと共有することからはじめましょう。

7.新しい提案は、否定することから始めることが多い

スタッフからの”提案”は、

”気づき”や”アイデア”などまだまだ不完全なものが多いもの。

思わず”だから何?”と、否定してしまいたくなる気持ちもわかります。

しかし、それを繰り返しているとスタッフは提案をしなくなり、

仕事をしなくなってしまいます。

スタッフが提案してきたら、まずは肯定から入りましょう。

 

8.スタッフに対して「上司も言っているので」という言い方をよくする

その言い方はただの「責任逃れ」です。

「私も責任をとる」という姿勢が信頼感を与えます。

あなたがスタッフから信頼されないのは、

このようなコミュニケーションが原因の可能性があります。

9.酒席で、説教をよくする

お酒の席は説教する場ではありません。

お酒は楽しく飲むもの‼

聞き役に回るようにしてください。

10.スタッフにやり方を教えるより、自分でしたほうが早いと思う

スタッフが仕事をする速度が遅くても、

将来のことを考えるならその行動をやめましょう。

スタッフ個々の能力がアップすれば、

病棟全体のスキルとレベルアップが実現します。

そしてあなたの仕事が楽になる日がやってくるのです。

1分でわかる!あなたのコミュニケーションスキルは上手・下手?

コミュニケーションを今一度見直そう

コミュニケーションはあなたの仕事を円滑に運ぶために、

そして楽しく仕事をするために欠かせません。

後輩が指示に従ってくれない、仕事が楽しくない、

疎外感がある…。

実は、あなたのコミュニケーションが原因かもしれません。

今回のチェックリストで当てはまる項目が多かった方は、

今一度あなたのコミュニケーションを見直して、

コミュニケーションが上手な看護師を目指しましょう。

 

 

<参考資料>

1)濱川博招/著 島川久美子/著

看護師長のリーダーシップ ぱる出版 https://x.gd/v8zrr

 

 

小田あかり

小田あかり

都内総合病院の現役看護師。看護師×ライターとして、自分にしか提供できない看護を模索中。モットーは看護師の視点から医療の「正しい知識」を「わかりやすく届ける」 。

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